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こんにちは、資産運用や株と聞くとなんとなく損をしそうで怖いと思う人が多く、手を出すことはやめておこうと銀行にお金を預けっぱなしにしている人は多いのではないでしょうか。確かに毎日株価は乱高下を繰り返し、心理的に不安になる気持ちは分かります。

しかし一方で株をせずに銀行にお金を預けっぱなしにすることで現金が減らず安心だと思うかもしれませんが、それは間違えです。例えば10年後に牛乳1リットルの値段が200円から1割高くなり220円となったとすると、現金の値そのものは変わらないものの、現金の価値自体は下がってしまいます。

酷い例では国家自体が破綻や財政難に陥った場合、その通貨が国際的に価値を持たなくなり、紙切れになってしまうという恐れもあります。実際にジンバブエという国はハイパーインフレを起こして一年で物価が45倍になり銀行にお金を預けている人は瞬く間に貧しくなってしまいました。

円という比較的安定した通貨を持つ日本でそのような極端な事は考えられないものの、全て資産を現金で保有するという事はお金が増えないばかりかリスクも大きいという事です。

貯金の額自体は銀行預金で減らないけど、その価値は減っていくのね。どうしたらよいのかしら?

そこで資産運用が必要になるわけですが、いざ始めてみようにも、株、債権、FX、不動産、金など様々な投資対象があり、何をすべきかをまずは考える必要があります。私は株式投資をお勧めします。

理由としては手軽に始められて利回りが良く、リスクも長期で見た場合十分抑えられるからです。

しかし、複数のモニターにチャートを並べて市場分析を行うプロの投資家や百戦錬磨のデイトレーダーにただの社会人である我々が勝てるのかという疑問も付きまといます。

まずはこの疑問を明らかにした上で、我々社会人が株で資産運用を行うための戦略を立てていきたいと思います。

う~ん、プロの人とまともにやりあったら勝ち目は無いわね。。。何か戦略はあるのかしら?

社会人が資産運用を行う上での戦略

短期より中期、中期より長期

まずプロの投資家やデイトレーダーに株の運用で勝てるのかという事に関して結論から言うと、短期や中期では勝つことは難しいと思われます。彼らは様々な景気指標や為替の動き、或いは我々が知り得ない情報を足を使って手に入れ、それをもとに株の売買をしています。

更に最近ではAIが自動で売買するという事も活発になってきており、チャートを分析して適切なタイミングで売買を行うのはAIが得意とするところです。囲碁や将棋でプロを破るAIがチャートの分析をしたらどうなるか、そこで個人が勝てるのか?という事を考えるとどうなるかは明白でしょう。

最近ではトレーダー部門の人が大きく削減され、AIによるトレーディングに置き換わっているみたいね!プロすらなかなか勝てないのね。

さらに手数料の問題もあります。10万円の株の手数料が150円だとすると、年に5回往復売買を繰り返すだけで1500円、利率に直すと1.5%マージンが取られてしまいます。デイトレともなると手数料だけで莫大となり、100往復したとなると3万円、すなわち30%にまでなります。

となると必然的に個人が売買するには、手数料が最も安く、プロも予想を立てづらく、運用が難しい長期で持つことが基本となります。

普段の仕事もあると思われるので、そもそも短期売買を行っているよりは腰を据えて株を選び、それを業績が著しく傾き将来が見通せないというような状況にならない限りは長期保有するのが両立の上でもよいと思います。

最低でも3年は持つという気で望んだ方が良いわ!

株主優待を活用せよ

また株には個人を優遇した制度があります。それは株主優待です。株主優待は株をある時期に保有していれば貰える企業からの贈り物で、例えばオリエンタルランドの株を購入するとディズニーのパスポートを、ビッグカメラの株を買うとお買物券が貰えるといった具合です。

大抵の株主優待は最低の株の保有数でもらう事ができ、株の保有数を増やしたところでそれに比例して優待の内容が増えるという訳ではないです。例えばカゴメの100株を持つとトマトジュース等が送られてきますが、400株持っていたところで4倍のトマトジュースをもらえるわけではなく、100株持っている場合と同じです。

何万株もの株を運用している機関投資家からすれば不平等に感じますが、我々サラリーマンとしてはお得な制度と言えます。これを我々は活用しない手はないでしょう。

企業側としたらマーケティング戦略の一環として個人ファンを増やしたいという理由と、長期で安定した株主を増やしたいという理由があります。また株主優待効果により株価が高いと、新規株式発行で多くの資金を調達できてM&Aを行いやすくなる、あるいは逆に買収されにくくなるといったメリットもあります。

銘柄を探す基準

上場企業名の事を銘柄と呼びますが、銘柄を探して購入するとして、何を基準に購入するのかという指標が必要です。さもないと誰が見ても冴えないと思われる株を掴んで損をするという事になりかねません。

ここは株価指標や経営指標を学ぶことで銘柄選択のヒントとしていきましょう。余談ですが、日経新聞も株価の話題が多いのできっと楽しくなるでしょう。

まずはPBR、PERといった基本用語を抑えることから始めると良いわ!

本サイトでは長期投資を基本とした資産運用を株主優待、手数料・税金、株価・経営指標の観点も含めて解説し、銀行や投資信託を上回る収益を確保する事を目指します。手数料や税金を抑えつつ、長期投資と個人優遇制度である株主優待を組み合わせ、ダメ株を株価指標と照らし合わせて見抜く事により、機関投資家に負けない収益を上げることができるようになるでしょう。

平均して年5%以上の利回りを本サイトでは目指しているわ。